元外資系女子のLovely Life Memorandum

2011年、現役外資系女子、引退。もう女子という年齢でもないけど女子力、忘れたくない。 英語は忘れてしまおう!と思ったのに再び英語の世界に…こんな私でも通訳案内士ですが…、なにか?

初めての外資系企業での洗礼

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15年間の外資系企業のオフィスワーク時代、

お世話になった洋書たち。

こんな本の中にも仕事に役立つフレーズは

沢山あった。ビジネス本だけが教科書ではない。

 

私の外資時代は来る日も来る日も世界トップ

クラスの人達の秘書の方々とのお仕事だった。

皆さん、本当に頭のキレる方ばかり。

事務能力も交渉能力も高い方ばかり。

そんな秘書の方々の一歩先、二歩先を見て

いないとコンプレインの嵐になるのが常に

見えていた。

それは彼女たちがいつも彼女たちのボスに

対してそうであったからだろう。

指示を待つのではなく、指示される前に自分で

判断して動くのが当たり前の世界。

如何に気を利かせられるか。

 

新人時代は電話を30秒近く保留にしただけで

お叱りを受けた。

お名前を伺おうものなら「わかる人に変わって」

と容赦なく切り捨てられた。

多分、今の時代だとハラスメントといわれる

のかもしれないけれど、当時はそんな言葉も

なく私には気の抜けない職場、日々、戦い。

 

そんな時ふと、「秘書の皆さんの”秘書”になって

みようか…」と思った。

目指すは秘書の皆さんに頼られる”秘書の秘書”。

 

まず、”彼女たちがどれほど忙しいか”を想像

してみた。

 

電話、30秒保留で叱られるのであれば、一旦、

電話を切って折り返せばいい。

勿論、ちゃんと何分以内に折り返すか提示して。

 

どうしても時間内に解決できないときは進捗状況

をお伝えする電話を忘れずに。

常に神経を尖らせている人たちに余計な気を

使わせないようにしなければ…。

 

名前を聞くのもNGというのは、きっとその

時間も惜しい位にお忙しかったのだろう。

ならばと、時間短縮のお手伝いとして各秘書の

方々の声とお名前を完全に一致させて覚えた。

 

少し工夫しただけで、意識を変えただけで途端に

全てが上手く回りだした。

仕事に厳しい方々とは一旦、信頼関係が築けると

とても仕事がやり易くなる。

ただし、絶対にミスは許されないということ

だけは変わらない。

 

仕事に厳しい秘書の方々に囲まれていたおかげで

私も仕事に対しては相当ストイックになって

しまったけれど、多少のことでは動じることも

なくなった。

それだけ、気も強くなってしまったかもしれない

…いや、もともと潜在的にあったのか、この気の

強さ…

ほんわか可愛い女子を目指していたのも外資勤務

で消滅してしまった若かりし頃(笑)。。。

 

KANA